
1981.08.01
正樹院様からご依頼をいただき、鐘楼堂の再建工事を実施しました。
当時の鐘楼堂は、経年劣化により柱が傾き鐘楼全体が歪んだ状態で、少し強い地震がおきたら倒壊してしまう可能性があり、鐘を突くこともできない状況でした。
お施主様の「梵鐘は当時のもの残したい」とのご希望に添い、工事は老朽化した旧鐘楼堂の解体から始まり、建物の再建へと進められ、耐震性と耐久性を考慮した新しい鐘楼堂を建立し、由緒ある梵鐘を丁寧に設置いたしました。
工事を経て鐘楼堂は再建され、歴史的価値を守りつつ安全性を確保したものとなりました。
この鐘楼堂が伝統と建築技術を後世へと継承する建物として、長く親しまれることを願っております。