1986.07.15
八王子市の古刹のひとつである、曹洞宗の高乗寺様よりご依頼をいただき、手水舎の新築工事を実施しました。
設計を任された弊社棟梁は、本瓦葺きの古き良き日本の伝統美を感じられる設計を提案させていただきました。
鬼瓦には古代型の鬼面を採用し、歴史的な趣を演出しています。
また、禅宗のお寺に合わせ、禅宗様式の設計を一部取り入れ、静謐さと荘厳さを兼ね備えた仕上がりとなりました。
工事完成時には、葺きたての互屋根が鈍色に輝き、周囲の自然と見事に調和する美しい姿を見せてくれました。
この手水舎が、訪れる方々にとって心静まる空間となることを願っております。