
2025.07.10
町会様からご依頼をいただき、八幡旧一・二丁目山車の改修工事を実施しました。
当時、八幡旧一・二丁目山車は、30年以上山車庫に眠ったままの状態でした。
この山車は八王子市に現存する、最古の山車でした。
そんな山車を「蘇らせたい!」という町会様からの依頼で、今回の改修工事が実現しました。
八幡旧一・二丁目山車は、30年以上動かされることなく山車庫に眠っていた影響もあり、経年劣化が進んでいる状況でした。
とても古く大変な状態だった山車を、時間をかけて改修していき、八王子市最古の山車は鮮やかに蘇りました。
八王子型人形山車の特徴である山車の上に揚げる人形は、江戸後期の人形(諫鼓鳥)が奇跡的に現存していて、由緒ある諫鼓鳥を一本柱の上に揚げることができました。
また、八幡旧一・二丁目には、この山車人形を揚げて山車が巡行する様を見たことのある人は、今日ではおりません。
今回の大改修を終えて、この山車が多くの方々の目に触れ、歓声を浴びる姿を見ることができ、とてもうれしく思います。
生まれ変わった八幡旧一・二丁目山車が、これからも沢山の感動を生み、長く愛され続けることを願っています。