
1992.04.10
下総国分寺様からご依頼をいただき、山門の修理をさせていただきました。
今回の工事は、山門の彩色と壁の塗り替えによる保存修理です。
当時、山門の柱は経年劣化より白化し退色していました。
そこで、懇意にしている塗師の技術による木部の塗り直しを行い、元の風合いと美しさを蘇らせました。
また、退色していた柱や化粧材部分も、塗り直しが行われました。
漆喰壁は、元の漆喰をはがして、信頼している左官職人により新規に塗り直しを施しました。
保存修理により伝統的な美しさを取り戻し、色鮮やかに蘇った山門が、これからも訪れる人々に親しみ続けられることを願っています。