2017.07.17
懇意にしている設計事務所様からご依頼をいただき、A邸の新築工事を担当いたしました。
本案件は、設計事務所様がすでに設計計画を進めておられたため、打ち合わせ期間は比較的短く、スムーズに施工に取り掛かることができました。
I邸は、茶室を備えた伝統的な日本建築の趣を持つ住宅です。
建物全体には、構造体の登り梁が放射状に現れており、特徴的な造りとなっております。
建物の構造体には金物を一切使用せず、伝統的な日本の建築様式での施工となりました。
外壁には漆喰を用い、杉の木材の温かみのある色合いが漆喰の白さと調和した美しい仕上がりとなっております。
内装も同様に、自然素材をふんだんに取り入れ、和の趣を感じさせる仕上がりとなっています。
床下の構造も特徴的で、古来より受け継がれてきた石場建(いしばだて)という日本の伝統工法を採用しています。
礎石の上に柱を建てるこの工法は、制震性や耐久性に優れた伝統的な日本建築様式の一つです。
この伝統工法である石場建の住宅は、現代の耐震基準をクリアすることが難しく、近年ではあまり見かけなくなっております。
しかし、本工事では、耐震基準を満たす施工を施し、現代の建築基準に適合した構造となっております。
今回の新築工事では、打ち合わせに3か月、実際の工事に半年を要し、打ち合わせから完成まで1年以内に仕上げることができました。
和の趣を外観からも内観からも楽しむことのできる仕上がりの建物が完成し、お施主様にもお喜びいただくことができました。
ご縁をいただきありがとうございました。