1992.04.10
ご依頼をいただき、東郷神社の壱の鳥居大規模改修工事を実施しました。
本工事は、鳥居の柱の根本部分に腐食が進行していたため、倒壊の危険性を未然に防ぐ目的で行われました。
施工は鳥居の全体を解体する全解体工事として、腐食した部分を新規材に取り換える大改修を行いました。
この工事で特に苦労したのは、鳥居の柱に見合う大きさの桧の大径木を見つけることでした。
また、大型の鳥居の解体作業および解体材の運搬は非常に大変で、原宿から八王子の作業場まで大型トレーラーを使用して運搬しました。
解体後、柱材に墨付け加工が始まり、工期中には宮司さんをはじめとする関係者の皆さまを招いて見学会を開催しました。
見学会では、工事の内容や工程について詳しく説明し、今後の施工計画について確認を行いました。
今回の施工で特に難易度の高かった作業は、大材の柱の継ぎ手の製作です。
継ぎ手は、木材同士をしっかりと結合させるための重要な部分であり、改修には高度な技術を要し、職人の熟練した技術が求められる作業でした。
継ぎ手の完了後、塗装を施し、柱材を現場に搬入し、鳥居の建て方を無事に完了させることができました。
今後も、伝統技術を受け継ぎながら、歴史ある建築物を次世代へと繋いでいきたいと思います。